ここでは早名礼子の学歴と年齢を推定します。
年齢の推定 §
以下の2点からおおむねある程度絞り込めると思います。この2つの条件は詐称しにくいという点で根拠に適します。
- 半端ではない男性遍歴を既に持ち、ある程度以上の期間生きている
- 頻繁に見合いの話が舞い込むが、行き遅れの心配をされることはない
1つめが下限を、2つめが上限をおおむね決めます。
1つめより、少なくとも成人してから数年以上が経過していることが推定できます。
2つめより、おそらく25歳前後よりは若いであろう、と推定できます。
従って、山勘でエイヤッと言ってしまえば、23~24歳ぐらいが早名礼子の推定年齢だろうと思われます。
学歴の推定 §
以下のような特徴から、早名礼子の学歴は低いと考えられます。学歴があるということは、教室の外で学ぶことも含め、幅広く様々なことを知るチャンスが得られることを意味するからです。
- 男女関係に関して驚くほど世間の常識にうといことに無自覚である
- 反射的に身体を使って解決する方法論が染みついている
おそらく大学に通ったことはないだろう、と思います。
高校も出ていないかもしれません。
初体験の回想がセーラー服姿であり、既にかなり大人びていることから、高校中退という学歴が最も妥当なところではないかと思います。
ただし、中卒(高校には入学していない)という可能性もゼロではありません。
事後の読書 §
実は終盤のエピソードにおいて、以下のような描写が繰返し出現します。
- 1つの布団に出戻始と早名礼子が入っている
- 性行為の後のようで、出戻始は眠っているが、早名礼子は雑誌や本を読んでいる
この描写は、学歴の低さイコール知識の不足が問題であると気付いた早名礼子が、その問題を埋め合わせるために雑誌や本を熱心に読んでいる、とも解釈できます。
少なくとも、早名礼子は徐々に社会常識を学んでおり、出戻始を助けようとして逆に傷つけるような行為は行わないように変化していっています。
このように考えると、実は「出戻始から見た早名礼子は格上すぎて釣り合わない」のではなく、「早名礼子は必死に出戻始の水準にはい上がっていかねば釣り合わない」とも解釈できます。
2012/07/26追記 §
実はこの推定がひっくり返るような事実が判明。続・早名礼子の学歴と年齢の推定に続く。